シンガポール大学が版権を持つ論文に掲載されている地図の使用許可を得ようと21日にメールを送っていたが昨日早々回答が届いた。出典を明示すれば敢えて了解を取ることは不要とも思ったが後で文句を言われたくない。大学側はOKたが念の為著者にも知らせるとのことでもうしばらく待ってくれとの回答だった。今朝その著者からのOKも得たと、シンガポール大学から連絡があった。勿論先方には先日IRBから発行された文書のPDFも送ったがそれが効いたと実感する。我が大学にはシステムと実態の乖離がまだまだ多いがシンガポール大学にはそれがないようだ。早さと正確性で事務職のレベルが格段に違う。大学のレベルは先生のレベルもさることながら事務職のレベルも相当影響する、ということだ。 とにかくレスポンスの早いことは実に気持ちがいい。
指導の先生との打ち合わせは今日、明日なら本校、29日なら私が通うサトーンキャンパスでOKと回答があったので29日にした。今後のスケジュール全般の確認だ。今日は部屋の大掃除とベッドカバーを日に干した。
先日も気付いたんだがラタナコーシンで机に着いているとよく
北国の春が流れる。さすがに図書館だから室内にBGMで流れることは無いが1階の売店、レストランで流すのが聞こえてくる。歌手も歌詞もタイ語だが、これがなかなか良くて郷愁を感じさせるからやはり名曲なんだろう。
昨日は久しぶりで大学に行き、
IRBという大学の機関から届いた正式な論文の許可を貰った。我が大学ではこのIRBが学部よりはるかに力があることを悟った。だったらもっとちゃんとオリエンテーションしておいてくれれば良かったのに、と思う。随分前に私はクラスメイトの誰より早くIRBのセミナーを受け、ちゃんと終了書も貰った。でも概要的な話で、今回のような論文提出に伴う必要文書の詳細要件についての話じゃなかった。今でも覚えているがそのセミナーで私はわざわざ質問もした位だから寝ていて聞き流したとは考えられない。先生も正直IRBがどこまで突っ込んでくるか分かっていなかった、ということだ。学部の先生よりIRBの方が論文をよく読んでいるという証拠でもある。
タイ航空の社長が昨日役員会で
解任された。私もセミナーで話を聞いたことがある元エネルギー長官も務めた、博士号を持つ社長だ。当然英語もすばらしく堪能で、さすがTGの社長ともなれば違うな、、との印象だっただけに驚いた。就任時赤字体質の会社を黒字に転換し、組合とも協調関係にあっただけに政治的臭いの強い人事だろう。彼は賄賂ビジネスに対して厳しく、社内の古い体質を改革してきただけに恨みを買った、と言えなくも無い。タイを代表する会社が後ろ向きに進まないよう願うばかりだ。
当地で
カンチャナブリと言えば有名な観光地だが国境を越えてミャンマー側には通じていない。昨今の政治の安定に伴いミャンマー側が鉄道敷設に動き始めた。狙いは観光促進はもとよりだがミャンマー、タイ、カンボジアそしてベトナムを繋ぐ経済回廊の担い手としてより大きな期待感があるようだ。鉄道建設に従事させられた豪州の捕虜などの団体が反対することを想定して表向きタイは静観しているが本音はいい話と考えているようだ。今年10月に測量などの基礎調査が始まるという。
昨日先週から借りていたタイ映画のDVDを見た。
Letterという英語名で場面はチェンマイの山沿いの村だ。音楽も映像もとても綺麗で、やはりタイは北部だと思った。バンコクで過ごす北部出身の女性がルームメイトと共に祖母の妹の葬式にチェンマイの田舎に戻るが、その帰路、バスの発着所で男とぶつかったはずみで財布を落とすが、これに気付かず急いでバスに乗る。その男が地方のいい人間で、車でバスを追いかけると、二人はバス賃が払えずバスから降ろされたところだった。そこから都会の女性と田舎の男性のラブストーリーが展開する。両極端のライフスタイルが対照的に描かれるのも面白い。詳しくは書かないがこのストーリーは元々韓国映画にヒントを得たものだそうだ。確かにいかにも韓国的なシナリオだがチェンマイの自然にもぴったりと収まるいい作品に出来上がっていた。タイ人の友人に話すとこの映画のストーリーをよく知っていたから結構当地でも人気だったんだろう。
先日数ヶ月ぶりの友人と夕食を一緒した。
ブッフェで伊勢丹に近いホテルだが昼も夜も同じ値段で一人税・サ別のBHT249。メインも豊富でアルコール以外の飲物、デザート類は勿論、パスタも好きに注文できる。毎週土曜、郊外のレストランで開く200歳会よりも安いんだからお得だ。二人分にしては安いなあ、と帰宅してみれば私のビール1本と友人の飲物代が加算されていなかった。これは向こう側のミスだからあり難く頂くことにした。
今日は昼間に友人と前から行きたかったタイ王国
航空博物館に行って来た。ドンムアン空港の裏側のパホンヨーティン通りに面していることだけ分かっていたが初めての道で途中2回も空軍のセキュリティーに入り口を聞いたが難しくはなかった。平日のみの開館で入場料は無料だ。バスならBTSモーチット駅、MRTならチャトチャック駅で降りて34番か39番のバスに乗ればいい。パホンヨーティンは大きなまっすぐな1本道だが街の喧騒から離れ、緑濃い地域に入り、空港の北端で道が大きく左にカーブする手前で降りる。この付近は空軍の学校などあって実に緑が多い。

博物館敷地に入ると右側に
F16の実機を展示用に改修する作業をやっていた。左側にはタイ空軍がこれまで使ってきた各種練習機、爆撃機、戦闘機などがズラリと並んでいた。これだけでも好きな連中には堪えられない。中央展示館に入ると改装中だが私も知ってる第二次大戦当時の戦闘機や朝鮮戦争で活躍したジェット機なども展示されていた。見ごたえ十分だ。更に外に出れば20~30機が駐機していた。でも今日の傑作はアジアでタイ空軍だけが昨年初めに導入したばかりのスウエーデン製の最新鋭戦闘機グリペンだ。実は先日新聞で展示用のグリペンが到着したことは知っていたが新聞の写真を見れば幾つかのパーツに分けられての到着で、これの組み立て、展示にはもっと時間がかかるものと思っていたが幸運なことに1つの格納庫にグリペンが組み立て完了して置いてあり、自由に写真も撮ることが出来た。軍の写真班らしい人達も写真を撮っていたから公開からまだ2,3日しか経っていないのかも知れない。展示用だからエンジンは載せていないが足回りは実機同然で実に綺麗な飛行機だった。スエーデン空軍を示すマークが残っている。

別の格納庫には
各種ヘリコプターだけが展示されていたり、日本の立川航空機製の飛行機も綺麗に保存されていた。日本の97式戦闘機の残骸もあったが何の説明も無くただ置いてあるだけだった。今のままじゃ誰も気付かない。リピーターにはお勧めの博物館だろう。帰りはドンムアン側に回り25番バスでモーチット駅までBHT6.5で戻った。

このマークだけで十分な存在感だ。
相変わらず
いい天気が続いている。先日は船乗り場に向かう際、赤シャツを着た運河レストランの親父が、自分が撮った写真を20数枚張り出していたので覗き込むと私も何度も見たことのある赤シャツのリーダーの写真があった。最近はタクシーにも赤シャツタクシーがあって、外は普通のタクシーだが中は全てが赤に統一されている。ラタナコーシンからの帰途バスに乗り込むと無料だったので、そのままシーロムまで走って久しぶりに200度ラーメンに足を運んだ。シェフによって味が異なるところが難点だが先日はこれまでの最高と言ってもいい内容だった。帰路のバスまで無料だった。大当たり!
バスの運ちゃんにも
個性があって時にはミリ単位で運転することに喜びを感じるタイプがいる。こんな運転手に遭遇するとヒヤヒヤの連続で、前のバスとぶつかる!と思わず声を出してしまう位だ。もう50年も経ったような日野のバスは勿論前置きエンジンだからバスの前が特に暑い。運転しながら左に置いた水桶の蓋を開けてコップで水を汲んで飲む。額の汗もタオルで何度も拭く。運転席の椅子は木の板の上に適当なクッションを置いただけ。だから尻が痛いようで何度も信号停車中に板を動かしていた。タイのバス運転手は大変だ。
今日の当地新聞に3つの銀行の新たな
定期型商品の記事が掲載された。当地でもっとも有名なSBC銀行の宣伝文句は13ヶ月据え置き型で最終13%の利子!というものだ。よく読めば最初の3ヶ月が1.75%、次の3ヶ月が2%、次が3%で最後の3ヶ月が4%、そして13ヶ月目の金利だけが13%だ。これでも日本じゃ1年で0.17~0.35%、5年もので1.25%程度だから当地ははるかにいい。1997年の通貨危機前のレベルとまでは言わないがもう少し高まれば小口個人投資家ももっと活性化するだろう。
当地物価の上昇については何度も書いたが昨日も買い物に立ち寄れば肉もパンも確実に上がっていた。豆腐を買おうと思えば先日までBHT60だったものがBHT65だ。思わずインラック首相が価格は当分据え置きだって2,3日前に言ってたよ、と言うと顔見知りのお姉さんが豆腐の値段は3週間前に上がったんですよ。首相の価格据置宣言の前ですよ、、とわざわざ説明してくれた。私が帰国中に上がったんだ。今日の新聞にも各大臣持ち回りでのスーパーや市場での価格チェックの様子が出ていたが、ジェスチャーだけじゃ価格上昇の歯止めなんか出来ない。大臣に庶民の生活感が期待できないのはどこも同じだ。
5月に入っても実に暑い日が続いている。日本では今夏の
電力不足問題で大変だが当地ほど太陽光を利用している国もないのじゃないかと、思う。地中の水道管が熱せられ、日々使うシャワーがボイラー使わなくても優に20度はあるからだ。米を研ぐにも20度の水道水だからちょっと困る位だ。先日ドイツの電力事情に関するテレビを見ていたらドイツ全土で2時間テレビを消したら原発2個分に相当する節電になるそうだ。だったらNHKが率先して深夜や昼間の放送を止めます、なんていえばいいのにそんな話は自分からは一切しない。のべつ幕なしの24時間放送だから多くの無駄なスタッフを抱え、金も要る。最近はディレクター個人の趣味にわざわざ予算を付けたとしか思えないような番組すら散見される。もし放送時間が短くなれば更なる受信料値下げが話題になることを恐れているのかも知れない。NHKの肥大化は何も視聴者の得には繋がらない、ということだ。
大学は今月5,6日の試験で
2学期が終わり28日まで休みとなった。私ももう一期だけ延長することになる。昨夜までかかって論文の第六章に慎重に手を加えた。例のベニス大学の論文と昨年5月に発表された別の論文を新たに引用文献に加えて良くなった、と考えている。
鹿児島時代お世話になった方から昨日突然お電話を頂いた。私がもう日本に戻ったか、の確認だった。あと少しですよ、と答えたが懐かしい面々の近況も聞いた。また是非ご一緒したいものだ。
日曜はラタナコーシン、今日はジムおじさんの図書館に
お土産を渡した。ジムおじさんの図書館は土曜日から月曜までお休みだった。いつもの係員がいなかったのでその理由は聞いていないが館長は昨日故郷のチェンセンから戻ってきたそうだ。チェンセンの対岸はラオスだが館長の話では中国がここを99年間も租借してカジノを営業するそうだ。すでに工事も始まったという。つまらない目先の金を追いかけるようでは本物のTourismは逃げてしまうだろう。情けない話だ。
当地に戻って以来イタリアの
ベニス大学の機関が発表した論文を読んでいたが今日読み終えた。欧州世界遺産7都市の比較研究だが共通する問題点、滞在客に較べローカル経済に貢献度が低い日帰り客をどうManageしていくか、結構面白い内容だった。この論文に私がメコンの論文でも採用したTourist Function Indexが分析に使われている。私自身若干の疑問を持っているだけにこの論文でどう解説しているのか興味があった。100%の解は得られないものの頭の整理はできた、と思う。メコンの論文にもう少し手を加える必要がありそうだ。
先月は固定資産税と車検や慶事もあって結構な
出費となった。更に今月は自動車税だ。一方で『もったいない』運動が叫ばれる中、古い車は運転キロ数に関わらず所有するだけで自動車税の10%加算が法制化されている。これは実におかしな話だ。自動車業界と役所が結託して早く買い換えさせようとする動きに他ならない。一方で紙みたいな柔らかい車を生産し、燃費を向上させて経済性をアピールする一方、事故に遭遇すれば即廃車になるような柔な車を流通させて、自動車保険料の際限ないアップで消費者にそのつけを負担させるよう社会はおかしい。
ソニーが大幅人員削減に迫られている。新社長の就任の言葉にがっかりした。従来ソニーを支えた消費者がそっぽを向いたことに正対していないからだ。日本のものづくり会社の代表だったはずだが、事業の多核化と目先の収益を優先して40年の使用に耐えるものづくりの伝統を自ら放棄してしまった。私の実感からすれば昔のソニーには買いたい商品があったんじゃない、買わなくてはいけなかった。たった40年の間によそと同じような価値しか有しないCommodity商品企業に成り下がったことが没落の原因だ。ゲーム出身の社長に本来の物づくり精神が取り戻せるか、後がないだけに失敗は許されない。
昨日バンコクに戻った。我が家の畑で収穫した
新玉葱もふだんそうの葉もトランクに入れるのを忘れてしまった。ついこの間まで2,3時間も待ったイミグレは並び方もすっかり変わっていたし、専任の係員もいて極めてスムーズ、入国管理官の数もかなり増えていて前から3人目に並ぶことが出来た。荷物も早く出て来て通関しようとすると荷物を開けろと言う。これは珍しい。きっと私がめずらしく奇抜な色のシャツを着ていたからその筋の人間と思われたんだろうか。お仕事は?と聞くので〇〇大学です。とIDを見せながら答えると後の対応が早かった。開けたトランクも早々に閉めた。本当はエアポートエクスプレスで帰ろうと思ったが一歩外に出ると暑い。仕方ない、やはりタクシーだ。運転手が今日は金曜だから混むよ、と言うが思ったほどではなかった。それにしても入管、税関、タクシー乗り場でもタイ語が少しでも喋れるとその効果は大きいことをあらためて実感した。ここ3,4日雨が降っていないというが案の定今朝は雨模様だ。
家は何も変わったことがなかった。山で
遭難したという北九州のグループのニュースを聞き、さっそく北九州の先輩に電話したら彼の山小屋の近くで山菜の摘み取り中だった。先月電話したら中部の山に行くと聞いていたので心配したがこれで安心だ。当地で病に伏せる昔のスタッフにも電話した。元気そうな声だった。何も変わらないことがいい。
昨日宮崎から戻った。先月30日の
甥っ子の結婚式は良かった。披露宴で昔撮った写真が紹介されたが一人太っちょで髪も多い、誰か分からなかった人がいたが甥っ子に確認すれば何と35年前の私自身だった。人は変わるものだ、と思った。愚息も日帰りで披露宴に参加したがすでに学生から社会人に変わっていた。これで家族の中で学生は私ひとりになってしまった。愚息にお小遣いまで貰ってしまったが嬉しかった。
2週間足らずの滞在だが
築城も
新田原も行った。蕎麦がきを3回も食った。人吉では昔一緒に働いた先輩とも出会えた。新緑が抜群に綺麗だった。温泉にも入った。畑仕事も済ませ、新玉葱も収穫した。一昨日は大学の指導教官からIRBの承認が今週正式に得られる旨連絡を貰った。バンコクは相変わらず焼け付くような暑さだそうだ。でも戻ったら即120ページの論文を発表用に20ページ程度に加工しなくてはいけない。卒業までの階段をできるだけ早く登りたい。
4月の
生活費は帰国費用を入れてBHT56,308だった。昨年がBHT28,500だから丁度倍だが食費がBHT5,020で昨年より19%ほど上がった以外はほとんど同じだった。
実は帰国前に小倉の
昭和館の映画については調べていた。ここは邦画、洋画のいずれか各2本を¥1,000で見せてくれる良心的な映画館だ。さっそく今日列車で小倉に向かい、シロヤのパンを買い、藤島で天麩羅を食べ、本屋で時間を調整し14:40からの『ステキな金縛り』と『Railway II』を見たが最初の『金縛り』の途中で気分が悪くなり外に出た。
三谷幸喜の3年ぶりの抱腹絶倒コメディーとあったが私には全く笑えるような作品には思えなかった。ただその超駄作さにもはや耐えられなかったのだ。自分で選んだ責任もあるから金返せとは言わないものの、せめて時間だけでも返して欲しかった。夜8時まで待って旦過のおでんを食って帰ろうと思ったが全て取りやめて即戻って室見川を走った。論評にも値しない実にくだらない、幼稚な作品だった。あの程度で恥ずかしくないのだろうか。監督、監督と崇められてバランス感覚が狂ってるとしか思えない。